今やペットは家族というのは共通した認識となっていることと思います。そうした共通認識がある一方で、犬や猫といったペットと一緒のお墓に入れない事が多いのは意外と知られていません。では、何故、愛すべきペットと同じお墓に入れないのでしょうか。これにはいくつかの理由がありますが、一つの大きな理由として宗教上の理由があります。

それが犬や猫といった動物は、たとえ、長年共に暮らしていたとしても畜生という扱いとなり、人間と一緒にしておくのは良くないとされているという考えです。こうした考えが今も根強く残り、多くの霊園で動物との埋葬が禁止されています。もう一つの理由としては法律的なものであり、一般に犬や猫はサイズ的にも比較的大きく、物という扱いとなるため、お骨と一緒にお墓に入れられないという決まりがあります。これらのルールが背景にあることから、多くの場合、人間と動物が一緒に埋葬される事は難しくなっています。

しかしながら、全ての霊園でペットと同じお墓に入ることが禁止されているわけではありません。一部のペット霊園によっては人間も一緒に入ることも可能です。また、近年の世相を反映してか、動物も畜生ではなく家族の一員として供養しようという考えもあり、そうした霊園では、やはり人間と動物が一緒に入ることも可能となっています。以上のことから、もし、将来的に愛すべき動物と死後一緒に入りたいと考えているのなら、そうした霊園を探してみても良いのではないでしょうか。

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